カレー


人生にはさまざまな分岐点がある。
そのたびに自分にとって最善の判断が求められることになると思うのだが、あのときの判断が正しかったのか間違っていたのか、あとから考えてもわからないことも多い。

後悔しても後戻りはできないし、仕事が忙しいと、自分の過去の判断を検証することもしなくなって、やがて訪れる新たな人生の分岐点でまた迷うことになる。

その点、カレーは堂々としている。
いつ作ってもだいたい同じ味である。
迷いがない。

カレーには遠く及ばないわたしとしては、ヘンな味にならないように、これからも日々精進あるのみである。


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