このあいだ近くの小学校の前を通りかかったら「今月の標語」みたいなものが目に入り、そこには『すくすく丈夫に育つこと』と書いてあった。
たしかに、子どもも大人もすくすく丈夫に育ってほしいものである。
しかしこれがもし『すくすく大丈夫に育つこと』となっていたらどうであろう。
途端に弱気な印象になってしまわないだろうか。
本来、「大」をアタマにつけるということは、元の意味を強調する効果を狙っていたはずである。
「大丈夫」という言葉は、長い日本の歴史の中で、別のニュアンスで使われ続け、だいぶ「丈夫」とは種類の違うものになってしまった。
スーパーや本屋で「ポイントカードをお持ちですか?」と聞かれたときに「大丈夫です。」と答える代わりに「丈夫です。」と答えてしまったら、終わらせようと意図していた会話が続いてしまうおそれがある。
気をつけていきたい。