長嶋茂雄さんがお亡くなりになった。
アントニオ猪木さんより10年長生きだったけれども、スターがお亡くなりになるのはとてもショックである。
しかし、わたしが子どものころは、石原裕次郎さんとか美空ひばりさんのときに、もっと国民全員でショックを受けていたような気がする。
子どもだったので昭和のスターのかたがたの思い出はほとんどなかったけれど、テレビや周囲の人たちの反応を見ていて、とんでもないことが起きたのだという気分を共有していた気がする。
時代とともに、スターのスター性が薄くなってしまっているのだろうか。
それとも、国民全員がひとつの物語を共有するということが難しくなってきているのだろうか。
わたしは中日ファンであり地味な力士が好きであり甘いものもあまり好きではないが、国民全員の憧れみたいなものが存在する世界は、素敵だと思う。
そういう世界はもうとうぶん来ないかなあ・・。