中学三年生の夏休みのとき、うちの兄弟3人で、学校の先生をしている従兄弟のお兄ちゃんに連れられて、御嶽山に登ったことがあった。
御嶽山というのは11年前に噴火してちょっと有名になった長野県木曽郡と岐阜県下呂市をまたがる高い山である。
クルマでけっこう上のほうまで行くことができて、残りは歩いて行こうというプランであった。
しかしあいにく、上のほうはあまり天候が芳しくなくて、雨がやむまでクルマの中で待機していた。
待機しているあいだ、せっかくだから食料補給をしておこうということになって、用意していたカップラーメンをみんなで食べることになった。
カップラーメンにはお湯が必要である。
ところが、持ち合わせのお湯が人数分足りていなかった。
やむをえず、足りない分は、ポカリスエットで補おうという話になって、それぞれ「お湯7:ポカリ3」くらいの割合で、必要な水分をカップラーメンに供給した。
このときのカップラーメンが、わたしが人生で食べたものの中で一番まずかったものである。
何年か前に弟2人に聞いてみたが、彼らもいまだにあのときのまずさを超えるものには出会ったことがないとのことであった。
