25年前の今週の日曜日、わたしは福島競馬場にいた。
メインレースは京都のGⅠのマイルチャンピオンシップ。
わたしは自分の馬券以外に、友だちからの馬券の購入も頼まれていた。
友だちからの依頼は5頭ボックスだったかダイタクリーヴァから6頭流しだったか、記憶が曖昧なのだが、友だちの選んだ馬の中に、ダートでしか勝ったことのない13番人気のアグネスデジタルもピックアップされていた。
ひとに頼まれた馬券なのだからそのまま買わなければいけないのに、そのときのわたしは、「こんな馬を選ぶのなら他にもっと勝ちそうな馬いるでしょ」と、勝手に買い目をジョービックバンに替えてしまった。
そして、レースが発走。
最後の直線で、
直線に入ってもまだ15番手の位置にいたアグネスデジタルが、ぐんぐん加速して、勝利を目前にした1番人気ダイタクリーヴァを、鮮やかに差し切った。
馬連 18,050円・・!
ゴールの瞬間、わたしは、自分の愚かさを呪った。
自分はいったい何をしているのだろうかと悔やんだ。
そして、その後悔のエネルギーを原動力にして、翌月大学を辞めて、社会に出る準備を始めることになるのである。
人生のターニングポイントであった。
