習い事


小学校の低学年のころ、気づいてみたらいつの間にかクラスのほとんどのおともだちがなんらかの習い事を習っていた。
主にそろばん・習字・スイミングが人気があった。
わたしもこの流れに乗り遅れるわけにはいかない、なにかを習い始めねばならない。
かといって、主流の3つはあとから真似したみたいに思われるのでなんかイヤだ。
本当は少年野球に入りたいのだけれど、運動神経もよくないし仲間に入れてもらえるか心配だし、入りたいことを表明する勇気がなかった。

そこでわたしが目を付けたのは、「剣道」であった。
日曜日の朝に始まったアニメ「六三四の剣」で、六三四のお父さんがつまようじを使って大勢のわるものを懲らしめるシーンを見て衝撃を受け、「これだ!」と思った。

しかし、近所の体育館で週に一回おこなわれている剣道教室に申し込んで、一日目は隅っこのほうで正座してみなさんが練習しているところを見学して、「これじゃないな・・」と思った。
剣道は一日で辞めてしまった。

もともとのわたしは忍耐力が非常に低かったのである。
こんな人間でも少しずつ社会に適応してなんとか生きていくことができているのだから、いまおかれている環境に不満があったり困っているかたも、あきらめないでいてほしいというふうに、思う。


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