魔族との共存


週刊少年サンデー連載中の『葬送のフリーレン』を、5年ほど前に初めて読んだときには1巻の途中で挫折したのだが、このあいだ会った弟の息子が「10巻から面白くなる」と言っていたので、気持ちを切り替えてまた読み始めた。
10巻どころではなく意外と2巻の途中から「こういう話なのか」と理解できて、ずっと面白い。主人公たちを応援したい気持ちになる。

魔族というのがこのマンガの中では人類の敵でありいろいろタイヘンなことが起きていくのだが、魔族の中にも人類と共存したいかたたちがいて、そのうちの一人が「悪意」と「罪悪感」を理解できないことがポイントだと言っていた。

「悪意」と「罪悪感」を理解できない存在が魔族だと定義するのならば、わたしも人生でけっこういろいろな魔族に出会ってきたと思う。
高校生になるくらいまでは、そんなひとが本当にいることが、逆に理解できなかった。
「悪意」や「罪悪感」は誰にでも自然に備わっているものだと思っていた。
しかし、社会人になって、特に東京に出てきてからは、今思えば魔族としか思えないような性質のひとに、出会う頻度が上がった。
まともに相手をしてこちらが戦闘不能になったことも2~3回あった。
食べられはしないけれども、精神的に追い詰められたりするので、魔族とはあんまり正面から戦ってはいけないとつくづく思う。

だけど、そうは言っても、基本スタンスとしては、すべての出会ったひとにわたしと似たような「真・善・美」の感覚があると思って生きていた方が楽しいので、そのように心掛けています。



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